• 劇場情報

監督:エリック・ポッペ「おやすみなさいを言いたくて」/製作:ピーター・ガーデン「ドッグヴィル」
  出演:イェスパー・クリステンセン「007 スペクター」「メランコリア」、アンドレス・バースモ・クリスティアンセン「コン・ティキ」、カール・マルコヴィクス「ヒトラーの贋札」

配給:アット エンタテインメント 後援:ノルウェー王国大使館
© 2016 Paradox/Nordisk Film Production/Film Vast/Zentropa Sweden/Copenhagen Film Fund/Newgrange Pictures

intro


アカデミー賞R外国語映画賞ノルウェー代表作品/ノルウェー・アマンダ賞11部門12ノミネート(最優秀映画、監督、主演男優、助演男優<アンドレス・バースモ・クリスティアンセン、カール・マルコヴィクス>脚本、撮影、美術、視覚効果、音楽、編集、音響デザイン賞)/ノルウェー・カノン賞 5部門受賞(主演男優、脚本、撮影、プロデューサー、Filmweb観客賞)/米・M.P.C.E ゴールデン・リール賞(外国語映画部門) 受賞

ノルウェー国家の礎を築いたホーコン国王の映画が大ヒット!

 本国ノルウェーでは、3週連続1位を記録後、ロングランを続け、2016年の国内映画興行成績1位を獲得。国民の7人に1人が鑑賞する社会現象的大ヒットを記録した本作は、アカデミー賞R外国語映画賞のノルウェー代表にも選出され、ノルウェー最高の映画賞アマンダ賞で、作品賞・助演男優賞含む8部門を受賞した。
 実在した主人公のホーコン7世を見事に演じきったのは、「007」シリーズのミスター・ホワイト役で知られ、今回プロデューサーとしてもクレジットされているイェスパー・クリステンセン。息子のオラフ皇太子は「コン・ティキ」のアンドレス・バースモ・クリスティアンセン、ノルウェーに降伏を迫るドイツ公使には「ヒトラーの贋札」のカール・マルコヴィクスが演じる。監督は、「おやすみなさいを言いたくて」のエリック・ポッペ。

story

ナチスに降伏を迫られた国王が“選択”した決断とはー。

1940年4月9日、ナチス・ドイツ軍がノルウェーの首都オスロに侵攻。ドイツ軍の攻撃に交戦するノルウェー軍だったが、圧倒的な軍事力によって、主要な都市は相次いで占領される。降伏を求めてくるドイツ軍に対しノルウェー政府はそれを拒否し、ノルウェー国王のホーコン7世は、政府閣僚とともにオスロを離れる。一方、ヒトラーの命を受けたドイツ公使は、ノルウェー政府に国王との謁見の場を設けるように、最後通告をつきつける。翌日、ドイツ公使と対峙した国王は、ナチスに従うか、国を離れて抵抗を続けるか、家族のため、国民のため、国の運命を左右する究極の選択を迫られるー。北欧の小国ながらナチス・ドイツに最も抵抗し続けたノルウェーにとって、歴史に残る重大な決断を下した国王ホーコン7世の運命の3日間を描く。


ホーコン7世(1872-1957)

デンマーク国王フレゼリク8世とルイーセの次男で、兄はデンマーク国王クリスチャン10世。 1905年に、ノルウェーがスウェーデンとの同君連合を解消して独立し、国民投票によりノルウェー国王に即位。 息子はオラフ5世で、孫のハーラル5世は、現ノルウェー国王。 ホーコン7世は八甲田山で起きた遭難死亡事故のお見舞いとして、1909年に明治天皇にスキー板を贈呈し、日本とノルウェーのスキー交流が始まるなど、日本との縁も深い。

スタッフ

監督・脚本:エリック・ポッペ

1960年6月24日、ノルウェー・オスロ生まれ。83年にロイターなどの新聞カメラマンとしてキャリアをスタートさせ、国内外の紛争ニュースに従事。91年に、スウェーデン・ストックホルム国立演劇学校の撮影学科を卒業。01年から10年まで、芸術・監督術の研究を行う。11年からは、ノルウェーの芸術研究プログラムのメンバーとなり、リレハンメル大学では准教授を勤める。映画は、ベント・ハーメル監督の『卵の番人』(95)で撮影監督としてキャリアをスタートさせ、その他のハーメル作品も担当。モスクワ国際映画祭ではコダック賞を受賞する。95年にノルウェーの年間撮影賞も獲得したが、同年に撮影監督としてのキャリアを辞めることを宣言。98年に、映画制作会社パラドックスフィルムを設立。98年に『BUNCH OF FIVE』 で監督デビュー。その後に監督した『Hawaii,Oslo』(04)、『Troubled Water』(08)の彼のオスロ三部作は、国内外で高い評価を受け、ノルウェーのアマンダ賞、ほか様々な賞を受賞。13年には、彼の初めての英語映画で、監督自身のカメラマンとしての経験に基づく自伝的な作品『おやすみなさいを言いたくて』を発表し、モントリオール映画祭で審査員特別賞を受賞し、世界50カ国以上で公開された。本作は、アカデミー賞R外国語映画賞のノルウェー代表に選出され、最終選考の9本に選ばれたほか、 ノルウェーのアマンダ賞で作品賞、助演男優賞など歴代最多となる8部門の受賞に輝いた。カノン賞では、主演男優賞を含む最多5部門を受賞。
その他、広告クリエイターとして、約100以上のCMと20のミュージックビデオを監督し、ニューヨークのクリオ賞、カンヌのライオン賞、フランスのEPICA賞など様々な賞を獲得している。


∗ 映画

1991『THE BEAUTY IN THE MID OF THE BRUTAL』∗ドキュメンタリー
1994『THE LAND OF EVENINGS』∗ドキュメンタリー
1998『BUNCH OF FIVE』∗オスロ3部作
2002『THE BRIGADE』
2004『HAWAII,OSLO』∗オスロ3部作
2006『ON THE BOTTOM OF THE SEA』∗ドキュメンタリー
2008『DAYS IN GOMA』∗ドキュメンタリー
2008『TROUBLED WATER』∗オスロ3部作
2013『おやすみなさいを言いたくて』
2016『ヒトラーに屈しなかった国王』

脚本:ハラール・ローセンローヴ=エーグ

1970年8月18日、ノルウェー・トンスベルグ生まれの小説家・脚本家。95年に、「Glasskar」で小説デビューを果たし、タリエイ・ヴェースオース新人賞を受賞。02年にはデビュー作と同名映画の脚本を務める。エリック・ポッペ監督の『Hawaii,Oslo』(04)のための脚本を手がける。06年には、ステファン・ファルバッケン監督の映画『Uro』を担当。 単独で脚本を手がけたエリック・ポッペ監督の『Troubled Water』(08)は、第16回ハンプトンズ国際映画祭で観客賞などを受賞。その他、ヤン・トリグヴェ・レイネランドと共同脚本の『おやすみなさいを言いたくて』(13)や、『THE WAVE/ザ・ウェイブ』(15)がある。

脚本:ヤン・トリグヴェ・レイネランド

1981年6月4日、ノルウェー・リレサン生まれ。10年にリレハンメルの映画学校を卒業。以降、映画、テレビ、舞台の脚本を手掛けている。ハラール・ローセンローヴ=エーグとともに、エリック・ポッペ監督の『おやすみなさいを言いたくて』に続いて脚本を担当。

製作:フィン・イェンドルム

1961年3月20日、ノルウェー・サンネフヨル生まれ。コペンハーゲン大学の映画・コミュニケーション学で修士号を取得し、ボルダ大学大学院では映画製作を学ぶ。95年、ベント・ハーメルと共同でブルブル・フィルムを設立。プロデューサー及び代表取締役に就任し、ベント・ハーメル監督の短編映画からキャリアをスタート。98年にはエリック・ポッペ監督とともにパラドックス・フィルムを設立し、多数のフィルムを製作。
代表作:『ダンサー・イン・ザ・ダーク』(00)、『おやすみなさいを言いたくて』(13)

音楽:ヨハン・セーデルクヴィス

1966年、スウェーデン・ストックホルム生まれ。ストックホルムの王立音楽大学で作曲と編曲を学ぶ。最初に作曲した映画音楽は91年の『Agnes Cecilia - En sallsam historia』。以降、スサンネ・ビアの作品など、数多くの映画、テレビの音楽を手掛けている。
代表作:『未来を生きる君たちへ』(10)、『ぼくのエリ 200歳の少女』(08)、『真夜中のゆりかご』(14)、『ある愛の風景』(04)、『アフター・ウェディング』(06)、『悲しみが乾くまで』(07)、『愛さえあれば』(12)

撮影:ヨン・クリスティアン・ローセンルン

代表作:『1001グラム ハカリしれない愛のこと』(14)、『THE WAVE/ザ・ウェイブ』(15)、『ホルテンさんのはじめての冒険』(07)、『おやすみなさいを言いたくて』(13)

編集:アイナル・エゲランド

代表作『イーオン・フラックス』(05)、『ジェニファーズ・ボディ』(09)

衣裳:カレン・ファブリティウス・グラム

代表作:『THE WAVE/ザ・ウェイブ』(15)、『ヘッドハンター』(11)

キャスト

ホーコン7世(ノルウェー国王)/イェスパー・クリステンセン

ホーコン7世(ノルウェー国王)/イェスパー・クリステンセン

1948年5月16日、デンマーク、コペンハーゲン生まれ。60年代終わりに舞台俳優としてキャリアをスタート。72年から98年にかけてデンマークの舞台で多くの大役を演じる。その後は映画・テレビに専念。ペール・フライ監督の『Banken』(00)でブレークを果たし、同監督の『Drabet』(05)にも出演。その後、『007 カジノ・ロワイヤル』(06)、『007 慰めの報酬』(08)、『007 スペクター』(15)のミスター・ホワイト役を演じて、国際的にも名を知られるようになる。その他の出演作に、『幸せになるためのイタリア語講座』(00)、『ザ・インタープリター』(05)、『メランコリア』(11)、『ニンフォマニアック』(13)、『ペイド・バック』(DVDのみ/10)などがある。最新作に、『僕とカミンスキーの旅』(15)。本作では、プロデューサーとしても参加している。

オラフ5世(ノルウェー王太子)/?アンドレス・バースモ・クリスティアンセン

オラフ5世(ノルウェー皇太子)/?アンドレス・バースモ・クリスティアンセン

1976年1月29日、ノルウェー・ハーマル生まれ。97年から演劇アカデミーで学び、00年に卒業後、舞台俳優としてキャリアをスタートさせる。02年からノルウェー国立劇場の舞台に立ち、様々な劇で演技経験を重ね、ノルウェーの演劇の賞であるヘッダ賞を受賞。02年に短編「Anolit」で映画デビュー。翌03年の『Buddy』でノルウェーのアマンダ賞主演男優賞を受賞。TV、舞台部門でも同賞を受賞。08年には、スウェーデン・ノルウェー合作『アーン 鋼の騎士団』に出演。『North』(09)では、初めて主演を務めた。10年には、ベルリン映画祭でシューティングスター賞を受賞。12年には、『コンティキ』(12)にヘルマン・ワツィンゲル役で出演。
その他の出演作に、『キャノンレース』(14)、『ファイティング・ダディ 怒りの除雪車』(未公開/14)、『アサイラム・バスターズ』(DVDのみ/15)、『クラッシュゾーン』(16)。

?ノルウェー王太子妃 マッタ/ツヴァ・ノヴォトニー

マッタ(ノルウェー皇太子妃)/ツヴァ・ノヴォトニー

1979年12月21日、スウェーデン生まれ。96年にスウェーデンのTVドラマ「バレン」(96)で女優デビュー。映画デビューは『チックタック』(97・未)。2000年には、ファッション雑誌の選出で<スウェーデンで最もセクシーな女性>に選ばれている。ジョセフ・ファレス監督の『Jalla!Jalla!』(原題・00・未)出演により数多くの国際映画祭で注目されて以降、デンマーク、スウェーデン、そしてノルウェー、などで国際的な作品で活躍している。代表作に『ブライアン・ジョーンズ ストーンズから消えた男』(05)、『食べて、祈って、恋をして』(10)、『エージェント ID:A』(11・未)などがある。2011年には、結婚カウンセラーの騒動を描いたノルウェーのコメディTVシリーズ「Dag」で、最優秀TV女優賞を受賞している。今後はアレックス・ガーランド監督・ナタリー・ポートマン主演「Annihilation」(18)やシャイア・ラブーフ主演『Borg/McEnroe』(17)の出演を予定している。

ブロイアー(駐ノルウェー・ドイツ公使)/カール・マルコヴィクス

ブロイアー(駐ノルウェー・ドイツ公使)/カール・マルコヴィクス

1976年1月29日、ノルウェー・ハーマル生まれ。97年から演劇アカデミーで学び、00年に卒業後、舞台俳優としてキャリアをスタートさせる。02年からノルウェー国立劇場の舞台に立ち、様々な劇で演技経験を重ね、ノルウェーの演劇の賞であるヘッダ賞を受賞。02年に短編「Anolit」で映画デビュー。翌03年の『Buddy』でノルウェーのアマンダ賞主演男優賞を受賞。TV、舞台部門でも同賞を08年には、スウェーデン・ノルウェー合作『アーン 鋼の騎士団』に出演。『North』(09)では、初めて主演を務めた。10年には、ベルリン映画祭でシューティングスター賞を受賞。12年には、『コンティキ』(12)にヘルマン・ワツィンゲル役で出演。
その他の出演作に、『キャノンレース』(14)、『ファイティング・ダディ 怒りの除雪車』(未公開/14)、『アサイラム・バスターズ』(DVDのみ/15)、『クラッシュゾーン』(16)、『クラッシュゾーン』(未体験ゾーンの映画たち2017で公開/16)。

アンネリーゼ(ブロイアーの妻)/カタリーナ・シュットラー

1979年、独・ケルン生まれ。芸術一家で育ち、舞台でキャリアをスタート。ミヒャエル・ホフマン監督の『Sophiiiie!』(02)で、ミュンヘン映画祭では若手を対象とした激励賞を受賞。09年の『The Day Will Come』では、バイエルン映画賞最優秀新人女優賞を受賞した。その後も、オリヴィエ・アサイヤス監督のTV映画「コードネーム:カルロス 戦慄のテロリスト」(10)、『カルロス』(10)、『ゴルゴダの謎を追え!』(10)、『コーヒーをめぐる冒険』(12)、『ヒトラー暗殺/13分の誤算』(15)、『ハイジ アルプスの物語』(15)、『ヒトラーへの285枚の葉書』(16)など、多数出演。

ダイアナ(ドイツ公使館秘書)/ユリアーネ・ケーラー

1965年8月6日、独・ニーダーザクセ州ゲッティンゲン生まれ。85年から88年までニューヨークでウタ・ハーゲンに師事し、H.B演劇スタジオで演技を学ぶ。ミュンヘンでダニエラ・グリュックに師事してバレエも学ぶ。88年にハノーファーのニーダーザクセン州立劇団に所属し、舞台女優としてキャリアをスタート。
映画は、99年に『点子ちゃんとアントン』や『Aimee und Jaguar』に出演。『Aimee und Jaguar』は、高い評価を受け、ベルリン映画祭やバイエルン映画賞などで最優秀女優賞を受賞。01年には、アカデミー賞も受賞した『名もなきアフリカの地で』に主演。04年、ドイツ映画『ヒトラー~最期の12日間~』で、ヒトラーの愛人エヴァ・ブラウンを演じて注目される。ドイツ国内のテレビドラマへの出演も多い。2008年にはポール・シュレイダー監督の『Adam Resurrected』にも出演した。